よく噛めるようになりたい!

歯がないとどうなるの?

生涯を健康で若々しく豊かに過ごすための秘訣は「よく噛んで、よく笑う」ことです。

ある研究では、歯があってよく噛んでいる15種23個からなる頭蓋骨は、骨髄が緻密で重量も重い。一方、すべての歯が失われ噛む刺激が伝わらなくなった頭蓋骨は骨質が海綿状に脆く、軽石のようにスカスカになって重量も有歯顎の半分以下になり骨粗そうのようであったとの報告があります。

現在の超高齢社会においては、老人性痴呆が大きな問題となっています。しかし予防法があります。「よく噛むこと」は唾液の分泌をよくし、胃腸の働きを促すとともに、脳を活性化させます。
刺激のない状態は、「笑顔」もなくしてしまいます。「よく笑うこと」は自己免疫力が高められ、健康にもつながると言われています。

「よく噛むことは、すばらしい!」 もうひとつの理由は、、、、

脳内物質のひとつである「セロトニン」は、脳内で作られ、覚醒をつかさどる神経伝達物質です。これが不足すると、気分が落ち込んだり、眠れなかったりという「うつ状態」になることが分かってきています。

うつ病の治療薬にも、セロトニンの脳内濃度を高く維持する薬などが使われています。でも、このセロトニンは、日頃のちょっとした心がけ次第で増やすことが出来ます。

その方法の一つは、食事で摂る方法です,セロトニンは、肉、魚、豆、種子、ナッツ、豆乳や乳製品などの食材に多く含まれているので、それらを意識して摂るようにすると良いそうです。とりわけバナナにはセロトニンが豊富です。一時期、朝にバナナを食べるとダイエットになるとブームになっていたことがありました。実は、プチうつ改善のためにも、バナナは朝に摂るのがお勧めのようです。なぜなら、セロトニンは覚醒をつかさどる物質なので、朝にその脳内物質を増やしてすっきり目覚められれば、その日を快適に過ごせるようになります。

2つ目は、よく噛むこと。これは、セロトニンは「リズミカルに同じ動作を、5分以上くり返すこと」で分泌が促進されるので、物を噛むという行為も、この条件に当てはまります。

「食事はゆっくりと時間をかけて、しっかり何度も噛みなさい」と、子どもの頃、大人から注意されたと思いますが、あれは消化を助けるだけの教えではなかったのです。

 ちなみに、噛む動作を5分以上続けるには、ガムがうってつけです。フッ素入りやキシリトール入りなど、歯の健康を考えたガムを噛めば、歯もココロも元気になって、一石二鳥ではないでしょうか?

一生涯健康で心豊かな生活を過ごすためには、“よくかむ”こと、よく笑うことがとても大切なのです。

 

噛めない原因は大きく分けて二つあります。

歯並びや歯の形がわるいために「噛みあわせが悪い」場合と、

「歯がないことによりかめない」場合です.

 

歯が欠損している場合のさまざまな修復方法を説明します。
噛みしめ生きがいのある生活をスタートしましょう。

 

 

 

歯がない時は、どーするのがいいの?(どんな治療法があるの)

ブリッジ
  • 歯がないところの周囲の歯を利用して、ない部分に歯を装着する治療法です。
    デメリットは、周囲の歯を削ったりしなくてはいけないこと。
  • そのまま歯を抜けたままにしておくと、見た目が悪いことや食べにくくなるといった直接的な影響もありますが、もっと悪いのは残りの歯に負担をかけたり、周りの歯が傾いたり、噛み合わせが徐々に狂い始め、お口全体の健康や表情、全身の健康を損います。

このような状態の場合、ブリッジで歯をつなぎとめる治療だけでは不十分で、歯を失う前の正しい噛み合わせに戻す必要があります。
強度の強い材料を使用して、元どおりに噛めるようにすること、審美的にも美しく、歯と歯のバランスも保てることが大切です。

インプラント

入れ歯(義歯)を使うと異物感があり、おいしく物が食べられない。
インプラント治療は自分の歯があったときのようによくかめるようになる新しい治療方法です。今までの治療方法では解決できなかった患者さんの悩みを解決してくれる治療方法です。

インプラントの詳細はこちら

従来の治療法とインプラント治療の比較
  従来の治療法 インプラント治療
前歯を一本失った
場合

【ブリッジ】

・両側の健康な歯を削る必要がある。
【インプラント】

・健康な歯を削ることなく、天然の歯と区別がつかない歯並びを再現できます。
奥歯を失った場合
【部分入れ歯】

・金属の止め具などに違和感がある。
・かたいものが安心して食べられない。
【インプラント】

・止め具などを使わないため、口の中に違和感を感じません。しっかり固定されており、かたいものを食べても安心です。
全ての歯を失った
場合
【総入れ歯】

・ガタツキがあると安心して食事ができない。
・入れ歯安定剤を使っても人前で外れる心配がある。
【インプラント】

・自分の歯のようなしっかりした噛みごこちで、おいしく食事ができます。入れ歯のように外れる心配もありません。
あごが細くなり
総入れ歯が
使いにくい場合


※総入れ歯の場合、あごの骨がやせて入れ歯が合わなくなることがあります。
【入れ歯安定剤、入れ歯の作り直し】

・入れ歯安定剤では、人前で外れるなどの不安が残る。
【インプラント】

・入れ歯の支えにインプラントを使うことで、入れ歯が外れたりガタつくことがなくなり、口元に安心感が持てます。

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